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車検制度が絶対に無くならない理由を整備士が解説しよう

      2017/09/02

車を新車で購入すると、3年で車検が必要になり、その後も継続検査をする場合には2年おきに車を車検に出さなければいけない訳であるのだが、日本の車検というのは格段に高く、若者の車離れの一つの要因としてこのような維持費に関する問題点があるために、車を所有するということに抵抗感を持つのだろう。

このような自分の車を車検に出すたびに「車検制度は無くならないかな…」と思う人もいるかもしれないが、残念ながらこれから車がどれだけ進化したとしても、車検という制度は絶対に無くならないであろう。この記事では日本から車検という制度は廃止されることは絶対的に皆無な理由について紹介しようと思う。

もし日本から車検という制度が撤廃されて車を所有するための維持費が限りなくゼロに等しいものとなると、若者の車離れというのは絶対に解消することができ、日本の自動車経済も良くなるのは間違いはないのだが、このような夢物語は絶対に訪れない訳には車検制度における重要な3つの理由があるのだ。

車検制度は絶対に廃止されない3つの理由

車検制度が無くなると街中で事故が相次ぐ

私は自動車整備士であるために、日々の車検でこのまま走行していてはロアアームやタイロッドエンドが外れてタイヤが外れる一歩手前の車や、ブレーキパッドの残量が無くなり、ローターを削っている車を日々見ている訳であるのだが、車検はこのような危険性を早期発見し、事故を抑制する役目がある。

もし車検制度が撤廃されて、自分の車は自己責任で管理するという制度になったケースを想定すると、車の知識のない素人が車の異常を早期発見して整備工場へ持っていくという考えにはならないために、街中で車が動かなくなったり、ブレーキホースが破裂して追突事故が相次ぐことになるのは容易の想像ができる訳だ。

改造車両や自作車が街中を走ることになる

車検というのは、車両が国の定める法律に適合しているか検査をして、合格した場合には公道を走行しても良いという許可を出す制度であり、車検が撤廃されれば道路を走る車両というのは無法地帯となり、爆音を出す車や突起物を取り付けて歩行者に危害を加える改造車両で溢れることになるだろう。

そして中には車というものを自作で作成してしまう人も現れるかもしれない。そんな車で時速100キロも出せば空中分解する危険性も十分に考えられ、車検という制度にはこのような無謀者を生み出さないという意味も込められているために、車検は絶対に無くならないのである。

車保有者から税金を確実に徴収するため

車検という制度は車の安全を確保するということは建前として設けられているのだが、実際には国の方針として車の所有者から重量税や自動車税を確実に徴収するという意味が強く、実際に車検の8割の費用というのは国に納める税金が大部分を占めているのである。

車検時に納税証明書が必要になるというのも、税金を滞納している所有者には車検証を発行しないというものであり、車検という制度を設けることによって確実に所有者から税金を徴収するための監視役という意味も車検制度には組み込まれているという訳であるため、どれだけ車の性能が良くなっても車検は廃止されないのだ。

車検制度は絶対に無くならないんじゃないの?

 - オピニオン