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パンク修理キットのデメリットを整備士が詳しく解説しよう

      2017/11/23

昔の車では、トランクルームの収納ボックスにはスペアタイヤという予備のタイヤが装備されている車種が殆どであったのだが、最近の車には燃費効率の向上や一度も使われずに廃棄される問題などでスペアタイヤを装着せず、パンク修理キットというものが装備されている車種が多くなっている傾向にある。

しかし、道路を走行中にタイヤがパンクしてしまった場合にはパンク修理キットは様々なデメリットが多く、整備士の中には別途スペアタイヤを購入してトランクルームに乗せておくという選択を取る人もいるほどにパンク修理キットはいざという時に役に立たない代物であるということをご存知だろうか。

この記事ではパンク修理キットを使ってパンク修理を行うデメリットと、パンク修理キットはスペアタイヤに比べて万能ではないということを解説していきたいと思うので、保有している車がパンク修理キット搭載車であるのであれば知っておくべき基本知識として覚えておいて欲しいと思う。

パンク修理キットのデメリット

大きな穴が開いたパンクは修復不可能

パンク修理キットは、車のシガーソケットに繋いで薬剤をコンプレッサーを使ってタイヤ内に入れることによって膜を形成してパンク穴を埋めるという仕組みなのだが、ガラスなどを踏んで大きく穴が開いてしまったタイヤでは薬剤では穴をふさぐことが出来ずにパンク修理を行うということはできない。

パンク修理キットでの可能なパンク修理はタイヤに釘が刺さって僅かに空気が漏れている場合や数ミリ程度の小さな穴に限られ、これ以上の数センチの穴や傷となるとパンク修理キットでは修復ができないために、人気の無い場所でパンクをしてしまった場合には途方に暮れることになるのである。

使い捨てであるということ

スペアタイヤでれば、万が一パンクをしてしまった際には装着して、元のタイヤを整備工場などで修復した場合には元のトランクルームに収納して何度でも使えるということができるのだが、パンク修理キットは使用するとディーラーなどで再度購入しなければならないというデメリットがある。

しかし、パンク修理キットを一度使用した人が再度購入するということは少なく、再度タイヤがパンクをしてしまった際には整備工場やJAFに駆けつけてもらい高額な出張料と修理費用を払わなければならないために、結果的に考えると別途スペアタイヤ購入して車に積んでおくということがお勧めなのである。

ホイールが薬剤で汚れる

パンク修理キットはエアーを入れると同時に、タイヤ内に接着剤を霧状にして噴射するためにホイールが大きく汚れてしまうというデメリットもある。特に高いホイールを装着している場合には薬剤でホイールが汚れてしまうというデメリットがあるために、パンクをしてもパンク修理キットは絶対に使わないという人が多い。

このようなデメリットがあるためにパンク修理キットは万能ではなく、使うことによって後の処理に手間がかかるためにパンク修理キットは頼りないと言われる理由であり、推奨されるのはパンクをしてしまった際にはパンク修理キットは使用せずに最寄りの整備工場やJAFに連絡して予備のタイヤを付けてもらうことなのだ。

パンク修理キットは万能ではないんじゃないの?

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