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安いガソリンを車に使用するとインジェクションが故障する理由

      2017/12/03

最近の車というのはエコを意識する車というのが殆どである訳であり、ハイブリッド車を筆頭として車に乗るユーザーもできるだけ安いガソリンスタンドで給油をすると思うのだが、ガソリンスタンドによってガソリンの値段というものが各店異なり、中には無名ブランドのガソリンを扱っているスタンドも増えている。

有名ブランドのガソリンはENEOSや出光などが例として挙げられるが、このようなブランドが付いているガソリンというのは高い傾向にあり、一方でブランドを掲げていないガソリンスタンドは安い訳なのだが、一体なぜガソリンによってブランド分けがされているのか知っている人は少ないのではなかろうか。

その理由として具体的に説明すると、砂と水を入れたペットボトルを想像して欲しいのだが、砂と水を入れたペットボトルを振って時間を置くと上部は綺麗な水になり、下部は泥が貯まるようになる。これはガソリンの貯蔵タンクでも同じことで、上部のガソリンは不純物が少ないガソリンで下部は不純物が多いガソリンなのである。

有名ブランドのガソリンは貯蔵タンクの上部の不純物が少ない高品質なガソリンを使用しているためにブランドが付く訳であり、逆に下部に貯まった不純物が多いガソリンはブランド基準に達しないために安く卸しているという訳なのである。ここで不純物が多いガソリンを長年使用するとどうなるか。

その答えは簡単であり、長年不純物の多い低品質なガソリンを使用していると、車のインジェクションという燃料を噴射する装置が詰まりシリンダーの中に燃料を噴射できないようになってしまう。そうなるとインジェクションの交換が必要になるのだが、インジェクションの値段は高く一本で数万円もする高価なものなのだ。

私は自動車整備士であるのだが、エンジントラブルとしてインジェクションが詰まっていると診断された車の持ち主に「どこのスタンドでガソリンを入れたか?」と問いかけてみると、多くの場合で安いガソリンスタンドを長年使用しているユーザーが殆どであるという事実を鑑みてガソリンはケチっては駄目なのだ。

安いガソリンは駄目なんじゃないの?

 - 雑学