稼げりゃニートでも良いんじゃないの?

「現状維持は後退」は日本のスマホ業界を例にすると理解できる

      2018/04/10

2018年現在スマホ業界の世界シェア率というのは1位が韓国のサムスン電子から発売されているgalaxyシリーズ。そして2位が誰もが知るAppleのiPhoneと続き、3位には格安ながら高性能を売りにしている中国のHuaweiとなっている訳であるが、気になる日本製のスマホは残念ながら10位にも入っていない。

この現状を鑑みて、日本メーカーは具体的な企業名は出さないがスマホの生産を中止にするなど停滞状態が続いている。なぜ技術力がある日本のスマホが世界では一切勝てないのか?という疑問に関しては日本人特有の保守的で現状維持が美徳であるという考えが関わっていると想像する。

最初にスマホというものが世の中で出始めた2008年頃というのは、大体のユーザーがスマホなんて絶対に流行らないという意見を持っていた訳である。この意見はユーザーに留まらずメーカー側でも日本では流行らないと腹を括っており需要は一部のユーザーに留まるだろうという現状維持を選んだ。

しかし、スマホの登場というのはメーカーの思惑に反して想像を超える勢いでシェア率が普及し、この現状を鑑みたメーカー側は慌ててスマホの開発に取り組んだ。しかし時すでに遅しであり、AppleのiPhoneの技術と短時間で開発した国産スマホが性能でも勝てる訳もなく、iPhoneのシェア率と比べると天と地の差が生まれた。

もしスマホが発表された際に日本メーカーが次世代の携帯電話と位置付けて素早く開発とデザインに取り掛かっていればシェア率もこれほど悲惨な状態にならずに済んだだろう。そしてガラケーで売り上げを伸ばしていた企業も「後退」をせずに済んだはずである。

三大キャリアであるドコモでも同様の例があった

今現在ではiPhoneは三大キャリアのドコモ,au,ソフトバンクから発売されている訳であるが、日本上陸当初というのはiPhoneを扱っているキャリアはソフトバンクだけであった。その後にiPhone5以降からはドコモとauにもiPhoneが提供されるようになったという話がある。

これによって三大キャリアの中でトップを貫いていたドコモはユーザーがiPhone欲しさにソフトバンクへとMNPを行う人が後を絶たず、苦境を強いられることになった。しかし当初というのはiPhoneはソフトバンクではなくドコモが先行して発売される予定であったという噂もある。

これが実現できなかったのは「ドコモで扱う端末にはドコモのロゴを入れさせろ!どうせスマホなんて一過性の流行なんだから」とAppleに要求した訳であるためだ。当然デザインに拘っているiPhoneがこのような要求を受け付ける訳もなく、Apple側は「なら他キャリアに頼むからいいよ」と蹴ってしまったのだ。

もしこの時にドコモが自社で出す端末にはロゴを入れるという現状維持を放棄して受け入れていれば契約者の流出は起きなかった訳だ。このように現状維持というのは判断を誤ると実際に後退し、危ういことでも飛び込むことによって前進するという意味が込められている言葉であるのだ。

現状維持は実際に後退するんじゃないの?

 - オピニオン