稼げりゃニートでも良いんじゃないの?

整備士が語る安い低品質ガソリンがエンジンに与える悪影響

      2018/04/14

最近はガソリン価格が高騰しているご時世ということもあって、街中を走っている車を見ているとプリウスを初めとしたハイブリットカーなどの低燃費車が非常に増えてきた訳である。特にガソリンスタンドというのは競争が激しく他店よりも安くガソリン価格で販売するスタンドもちらほら見かけるとうになった。

その中で他店よりも格段に安いガソリンスタンドを見てみるとあることに気がつく。それは一般的な価格設定が設けられているガソリンスタンドというのはENEOSや出光などのブランドロゴが掲げられているのだが、格安なガソリンスタンドはこのようなブランドロゴが掲げられていないのである。

実はこれには理由があり、ENEOSや出光などの有名企業のガソリンというのは仕入先でガソリンを購入する際に一定の品質調査というものが行われて、質の低いガソリンは規定外となり高品質なガソリンのみを使用している訳でありガソリンに不要な不純物が混じっていないガソリンなのだ。

一方で、ENEOSや出光などで規定外となったガソリンはどうなるか?ということについて説明すると、低品質なガソリンはブランドロゴを掲げていない無名なガソリンスタンドに卸すのである。そうなると仕入れ価格も当然低くなるために、ブランドガソリンと比べて格段に安く提供ができるという訳だ。

ここで多くの人は「低品質なガソリンでも使えれば良いんじゃないの?」と思うかもしれないのだが、安いガソリンというのは実はエンジンに非常に負担がかかるのである。特に燃料を噴射するインジェクターなどは数ミリに満たない穴から燃料を噴射するために不純物が混じっていると詰まりの原因にもなる。

そして安いガソリンというのはお得感があるかもしれないが、着火性が高品質なガソリンに比べて低いためにアクセルを踏んでも力が出にくいということもあり、そうなると多くアクセルを踏み込んでしまうために結果的に多くのガソリンを消費してしまうというデメリットもあるのが安いガソリンの特徴なのだ。

安いガソリンは安物買いの銭失いなんじゃないの?

 - オピニオン