雑学

エンジンオイルの上抜きはお勧めできるのか整備士が考察しよう

車を保有している人であれば、メーカー側が指定したエンジンオイルの交換距離になるとオイルを交換するというメンテナンスは当然に行っていると思うのだが、エンジンオイルというのは基本的には整備工場などに依頼して交換してもらうことが多く、個人で交換している人は少ないのではないだろうか。

整備工場などに委託して行ってもらわなくても、個人でオイルの交換ができれば、車を工場まで持って行く手間も省けるし、オイル交換費用も安くなるために自分でエンジンオイルを交換したいと思っている人もいると思うのだが、家庭でのエンジンオイルの交換というのは以外と面倒である。

それは整備工場などでは業務用のエアジャッキを用いてフロントを一気に上げて交換をするが、個人で数十万するエアジャッキを保有している人は少なく、ガレージジャッキで交換を試みても大半の安いジャッキというのは車の中央にあるジャッキアップポイントまで届かないケースが殆どであり敷居が高い。

しかしエンジンオイル交換はオイルパンのドレンボルトを緩めて交換するという方法以外にも、レベルゲージから細い管をオイルパンまで差し込んでオイルを抜くという上抜きという方法もある。この方法で交換をすれば家庭でも簡単に交換ができるのだがオイルの上抜きは論外という人も多い。

その理由としては、オイルはオイルパンに溜まったオイルを下から抜かないと完全にオイルが抜けきらず不純物が混じったオイルが巡回するという理由が大きいだろう。しかし整備士としての意見は下抜きでも完全にオイルをゼロまで抜くということは無く、下抜きでも上抜きでもどちらでも良いというのが本音だ。

オイルというのは粘度があり、オイルパンに溜まったオイルを完全に抜くとなると多少の時間が要するものであり、お客さんを待たせている場合には時間をかけているとクレームの原因になることもある。そのため時間短縮のために完全にオイルをゼロにするまで放置するということはしないケースが多い。

そうなると、下抜きの場合であっても多少の劣化したオイルの残りはするものであり、その量は上抜きの残量とあまり変わらないのである。そのために逆に個人で適度に上抜きでオイルを交換した方が結果としてエンジンにとっては良いのは明白であり、オイルの上抜きでも別に良いというのが整備士としての意見だ。

上抜きでも別に良いんじゃないの?

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