雑学

車やバイクの整備の際に使用するトルクレンチの過信の危険性

車やバイクを初めとした乗り物を整備する際の工具の一つとして、トルクレンチというネジを規定値まで締まっているのか確認をする工具がある。車やバイクの殆どのネジというのはメーカーが指定した規定トルクが設けられており、整備の際にはこの規定トルクを厳守しなければ思わぬトラブルの原因の発生となる。

整備士以外の人で、日曜に自身の車やバイクを整備する人の中には、ネジというのは力いっぱい締めるという認識を持ってオイルのドレンボルトや10mmのネジを締めてネジ山が潰れたり、ボルトが折れてしまったりという経験をしたことがある人も大勢いると思う。

このようなネジを傷める危険性を減らすために使用するのがトルクレンチという訳なのだが、このトルクレンチというのはあくまでも規定トルク値の確認に使用するものであり、過信をして占めると規定トルクオーバーでネジが折れたりするトラブルが発生することがある。

これには理由があり、一つが使用者のトルク値の誤認とトルクレンチ自体の誤差が挙げられる。使用者がトルクを間違えてオーバートルクを設定してしまえば明らかに過大な力がかかるために折れてしまったりする。そしてトルクレンチは使用年数に応じて誤差が生まれるものであり、誤差でオーバーすることもある。

整備士であれば、ネジの舐めや折れというのは嫌という程に経験しているために、メガネレンチを用いて締めていると感覚でこれ以上締めるとネジが折れるということが分かっているのだが、週末整備の人は感覚が理解できないためにトルクレンチを用いてもネジを傷めてしまうことがあるのだ。

これを防ぐためには、トルクレンチは確認のためだけに使用して、ボルト類というのはメガネレンチである程度締めてからの最終確認をするという習慣を持つことが大切であり、一気にトルクレンチを用いて締めるということはしない方が賢明なのである。

確認に用いるんじゃないの?

関連記事

  1. 雑学

    道路に設置されているオービスとNシステムの違いについて解説

    国道を車やバイクで走行していると、道路に橋掛けてあるカメラを通…

  2. 雑学

    車の給油ランプが点灯したら残り何キロ走行可能なのか?

    車を運転している人であれば、一度はガソリンが少なくなって冷や汗…

  3. 雑学

    オートマ車にニュートラルがある本当の理由を整備士が解説

    車には自動的に変速をしてくれるオートマ車と、自分で車速に合わせ…

  4. 雑学

    速度取り締まりは標識の何キロオーバーで切符を切られるのか?

    自動車学校などでは道路上に設置されている速度標識に表示されてい…

  5. 雑学

    パンク修理キットのデメリットを整備士が詳しく解説しよう

    昔の車では、トランクルームの収納ボックスにはスペアタイヤという…

  6. 雑学

    カイジ「利根川」の名言がニートの心に突き刺さる件

    多くのニートが今を楽しんでいると思う。しかし、ニートが最大に恐…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


最近の記事

アーカイブ

  1. 雑学

    車の寿命は10年10万キロという概念は古い理由を整備士が考察
  2. 家電

    部屋にコンポを置く必要性なんてないんじゃないの?
  3. ブログ運営

    ネット収益で生活している人は「お仕事は?」と聞かれることが怖い
  4. 雑学

    タバコ自販機のtaspoは未成年購入抑止に繋がらない
  5. メンタルヘルス

    文章が書けないブロガーよ!精神安定剤を飲んで書け!
PAGE TOP