雑学

バイクの慣らし運転は高速道路を使っても良いのか整備士が解説

最近の車というのは過去に比べて高品質化しているために、車の場合には新車で購入をしたとしても慣らし運転をするという意識が無い人の方が多いと思う。一方でバイクという趣味性の高い乗り物の場合には車と同様の高品質化であっても慣らし運転はした方が良いというのが通説である。

この慣らし運転に関しては各メーカーによって対応が様々である。ホンダであれば特に慣らし運転は必要ないというスタイルであり、ヤマハでは1000キロ走行までは急発進、急停車は避けるという簡単な説明しかされていないのだが、玄人に人気のカワサキでは距離数に応じたエンジン回転数が細かく説明されている。

慣らし運転は過去のキャブ車が主流であった80年代にはエンジンを構成している部品の作りが荒く、バリというものがあったのだが、現在のエンジン部品というのは非常に高品質化しており過去のバイクに比べて慣らし運転の重要性というものは低くなっているというのが現状である。

しかし、いくら高品質化してきていると言っても、バイクは数千というパーツの集合体であり多少なりともバリというのは発生している。そのために慣らし運転はしないよりかはした方が良いのは明白だろう。その際に距離を稼ぐために高速動労に乗るというのは良い方法なのだろうか。

これに関しては、距離を稼ぐために高速道路に乗るというのは控えた方が良いというのが私の意見だ。慣らし運転というのはエンジンに優しい運転をすることではなく、エンジンや車体に対して多少の衝撃と変化と負荷を与えるという意味合いの方が強く、優しい運転をしているだけでは慣らし運転とは言えない。

例えば、高速に乗ってしまえば常にトップギアを使って走行し、ブレーキを殆ど使わないという走行になる訳だが、これではギアに馴染みは生まれないし、重要な部品であるブレーキパッドに当たりが付かない。これでは走行距離が伸びたとしてもアイドリングで高回転で回していると同様なシチュエーションであるのだ。

上手な慣らし運転というのは、街中をクルーザーのようにゆったりと走るということを意識するということだけで良く、高速でトップギアを使用して惰性によって低回転で1000キロ走った瞬間にアクセル全開にしては逆にエンジンと車体に悪影響を及ぼすということを理解しておこう。

慣らし運転で高速はタブーなんじゃないの?

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